商流ごとに定価・数量が異なる数百型式の介護用品カタログを、
データベース連携+デジタル印刷+個社別配送で回し続ける仕組み。
介護用品メーカーA社は、全国の販売代理店・特約店に向けて製品カタログを発行しています。取り扱い型式は約800。車椅子、歩行器、介護ベッド、入浴補助具、排泄用品まで多岐にわたります。
問題は、商流(販売チャネル)ごとに定価が異なることでした。
| 商流 | 直販・特約店A系列・特約店B系列・レンタル卸・官公庁向け など |
|---|---|
| 可変要素 | 型式ごとの定価、掛率、最低ロット数、納期目安、レンタル単価 |
| 発行頻度 | 年4〜5回(4月改定・介護報酬改定・新製品追加・廃番処理・臨時改定) |
| 部数 | 商流ごとに数百部ずつ。合計で毎回2,000〜3,000部 |
| 従来の制作方法 | Excelの価格表をもとに、手作業でInDesignを修正。校正3〜4回。約2ヶ月 |
年5回×商流5パターン=年間25バージョンのカタログを、毎回手作業で作り直す。この運用は、以下の問題を引き起こしていました。
商品マスターに型式・単価・数量を入力。商流ごとの価格テーブルを更新
商品DBを自動組版システムに連携。商流別の価格差し替えを自動実行
AI校正で価格・スペックを自動チェック。目視検版と合わせて二重検査
商流別に必要部数だけ印刷。版代不要、余剰在庫ゼロ
指定期日までに、代理店ごとの部数で梱包・発送。納品完了報告
御社にお願いする作業は、商品マスターの更新のみです。
具体的には、Excelまたは社内基幹システムから、以下のデータを書き出していただきます。
データのフォーマットは初回に弊社が設計します。2回目以降は、同じテンプレートに数字を入れるだけ。DTPの知識は一切不要です。
ステップ1:データベース連携
お預かりした商品マスターと価格テーブルを、自社開発の自動組版システムに投入します。InDesignのテンプレートに、商流ごとの正しい価格が自動的に流し込まれます。
たとえば「車椅子 KW-200」の場合:
| 直販 | ¥89,000(税別) |
|---|---|
| 特約店A系列 | ¥84,500(税別) |
| 特約店B系列 | ¥86,200(税別) |
| レンタル卸 | 月額 ¥3,200 |
| 官公庁向け | ¥91,000(税込) |
これが約800型式分。手作業なら数週間かかる差し替えを、システムが数分で完了します。
ステップ2:校正・検版
自動組版の結果を、2段階でチェックします。
御社には校正PDFをお送りし、最終確認をいただきます。通常1〜2回の校正で確定します。
ステップ3:デジタル印刷+個社別配送
確定したデータを、デジタル印刷機で商流別に出力します。
完成したカタログは、配送先リストに基づいて個社ごとに梱包し、指定期日までにお届けします。「A代理店に300部、B代理店に150部、C代理店に200部…」を一括で手配。御社の物流部門の負担もゼロです。
| 制作期間 | 約2ヶ月 → 3週間(データ受領から納品まで) |
|---|---|
| 価格ミス | 年数回 → ゼロ(AI校正+自動組版で人的ミスを排除) |
| 印刷コスト | 約40%削減(必要部数のみ印刷、余剰在庫解消) |
| 社内工数 | DTP作業ゼロ(御社はデータ整備のみ。DTP担当者の退職リスク解消) |
| 倉庫コスト | 大幅削減(在庫カタログの保管スペース不要) |
以前は改定のたびに2ヶ月近く、DTP担当と営業の間で校正の差し戻しが続いていました。いまは価格テーブルを渡すだけ。3週間後には代理店に届いています。営業が最新の価格で商談できるようになったのが、何より大きい。
介護用品業界では、介護報酬改定(3年に1度の大改定+随時の加算見直し)に伴って、製品ラインナップと価格が頻繁に変わります。改定に合わせてカタログを即座に更新し、代理店に届けられるかどうかが、そのまま受注機会に直結します。
旧価格のカタログで商談している代理店は、価格確認のために御社に毎回問い合わせる。その手間が積もれば、「別のメーカーのほうが楽」と離反する。逆に、常に最新のカタログが手元にある代理店は、自信を持って提案できる。
このサイクルを止めないこと。毎回確実に、正しい価格のカタログが、正しい代理店に、期日通りに届くこと。それが御社の売上基盤を支えるインフラです。
私たちは、そのインフラの運用パートナーとして、年間を通じて伴走します。
商流別の価格管理、頻繁な改定、小ロット多品種…
カタログ運用のお悩みを、DB連携+デジタル印刷で解決します。
平日 10:00〜18:00 / 相談無料 / 全国対応 / NDA対応可